2006年05月14日
「4」でも「3」でもイケるぞ
<国際親善試合・キリン杯:日本0-0スコットランド>◇13日◇埼玉スタジアム
守備陣は4バックで臨んだが、落ち着いて対処していて、ほとんど問題がなかった。とはいっても、相手が無理をして攻めてこない中でのことなので、この試合だけでいいとか悪いとかを言うことはできない。むしろ、4バックにしたのは「攻めないといけない」という意味だったと思う。
スコットランドは中1日の試合だったことに加え、負けても優勝できるという状況だった。日本はブルガリア戦と同様に、相手に引かれて、どうやって崩すかということを問われる試合になった。3点差の勝ちを狙って4バックにしたが、果たしてこんな状況がW杯であるのかと考えると、可能性は少ないと思う。そういう意味では2試合ともいいシミュレーションとはいえない。第1戦で開始早々に失点したことが、いろいろな意味で尾を引いた。
とはいえ、ここまで4バックでも3バックでも十分な経験を積んできた。選手は3バックの方がやりやすいと言っているようだが、どちらでもできるし、流れの中で変化させることもできるようになった。これからは、相手の分析を含めて細かなところの仕上げの段階になる。(日刊スポーツ評論家)
- 井原正巳(いはら・まさみ)
- 1967年(昭42)9月18日、滋賀県水口町生まれ。貴生川スポーツ少年団−水口中−守山高を経て筑波大入学。3年生だった88年に日本代表入りする。90年に日産自動車入社。以来、99年まで「ミスター・マリノス」と呼ばれ、横浜の一員として活躍。00年磐田を経て、浦和に移籍した。日本最多の123試合の国際Aマッチに出場した歴史的リベロ。98年フランスW杯出場。


