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井原正巳コラム

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2006年06月 1日

マーキングと集中で対処を

<親善試合:ドイツ2-2日本>◇5月30日(日本時間5月31日)◇ドイツ・レバークーゼン

 セットプレーでの2失点は、いい薬になるだろう。結局のところ、セットプレーの対処法はマーキングと集中力しかない。こうやってやられたことは、選手の意識を高くする。このレベルでは、徹底してやらないと簡単に点を取られるということを、再認識したはずだ。2失点とも日本に不足する「高さ」でやられたわけではない。防ぐことは可能だった。克服できる課題で、それが出たのはいいことだった。

 ただし、やられたのはFKだけ。崩されるシーンはほとんどなかった。ボールはドイツの方が長く持っていたが、日本の方がボールを持った時の質が高かった。ボールを支配されても試合は支配されていなかったのは、成長した部分だと思う。

 中盤では福西、中田英は非常に良かったし、中村は前半こそ苦しんだが、後半はボールに触る機会が増えて持ち味を出した。トップ下は強いマークを受けるが、後半になってドイツが前に出てきたことで、スペースが生まれた。また、中村は前半と後半でスパイクを履き替え、滑るピッチに対応した。その判断は光る。(日刊スポーツ解説者)

井原正巳(いはら・まさみ)
 1967年(昭42)9月18日、滋賀県水口町生まれ。貴生川スポーツ少年団−水口中−守山高を経て筑波大入学。3年生だった88年に日本代表入りする。90年に日産自動車入社。以来、99年まで「ミスター・マリノス」と呼ばれ、横浜の一員として活躍。00年磐田を経て、浦和に移籍した。日本最多の123試合の国際Aマッチに出場した歴史的リベロ。98年フランスW杯出場。

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