2006年06月 6日
オーストラリア対策、ビドゥカを止めろ!
FWビドゥカを止めろ-。日刊スポーツ評論家の井原正巳氏(38)が、日本が12日の初戦で戦うオーストラリアとオランダの強化試合を視察した。強豪相手に1-1と引き分けた試合から、日本が勝利するためのカギを探った。
オーストラリアはいいチームだ。ファイティングスピリットをむき出しにし、ひた向きにプレーする。チームとして全員で戦う意識がある。ただ、それほど強い感じは受けなかった。
◆攻撃 チャンスは、ほとんど1トップのビドゥカから生まれる。ポストプレーからのボールをトップ下が3トップ気味の両サイドに展開する。ビドゥカにボールが入らなければ、攻撃にならない。日本はまずビドゥカにボールを入れさせないこと。入ったら、DFとボランチで挟み込み自由にさせないこと。ビドゥカに集中することが大切だ。
◆守備 10人でオランダの攻撃を止めたように、徹底すれば強い。1人1人の当たりはタイトで、激しい。ただ、センターバック2人は速い動きについていけない。日本は2トップが前線で動き、DFラインの乱れを誘うこと。0-0なら相手も攻めるから、両サイドバックの裏にもスペースができるはず。そこを使えれば、ゴールは生まれる。
◆采配 ヒディンク監督の指揮で、チームは多くのバリエーションを持つ。オランダ戦の前日練習では2トップもやっていたし、試合中にシステムを変えてくる可能性もある。これに対して、日本は戸惑わないことだ。今の日本なら対応する力は十分にある。慌ててバランスを崩す方が怖い。
日本は2点は取れる。2-0か、2-1か。勝つにこしたことはないが、展開次第ではドローもある。勝ち点3を奪わなければと前がかりになれば、逆に0の可能性もある。1でもいいから勝ち点を取ること。そういう気持ちで戦えば、勝利することは難しくない。(日刊スポーツ評論家)
- 井原正巳(いはら・まさみ)
- 1967年(昭42)9月18日、滋賀県水口町生まれ。貴生川スポーツ少年団−水口中−守山高を経て筑波大入学。3年生だった88年に日本代表入りする。90年に日産自動車入社。以来、99年まで「ミスター・マリノス」と呼ばれ、横浜の一員として活躍。00年磐田を経て、浦和に移籍した。日本最多の123試合の国際Aマッチに出場した歴史的リベロ。98年フランスW杯出場。


