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井原正巳コラム

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2006年06月11日

イングランド強い!過去の代表とまったく違う

<1次リーグ:イングランド1-0パラグアイ>◇10日◇B組◇フランクフルト

 タレントがそろうイングランドは、今大会が集大成の大会となる。過去何回かのW杯に出たイングランド代表とはまったく違う。クラウチを現場で実際に見たのは今回が初めてだが、あの高さでスピードはそこそこあるし、足元もやわらかい。面白い選手だ。

 オーウェンが交代したのは故障のブランクの影響もあったのだろうが、中盤からジェラードやランパードがどんどん押し上げ、左からJ・コールがドリブルで仕掛ける。相手O・Gを呼んだベッカムのキックは、やはり精度が高い。ルーニーの不在は痛いに違いないが、攻撃力が落ちている印象は受けなかった。

 初戦を勝ったことは大きい。次は力の落ちるトリニダード・トバゴで勝ち点を計算できる。第3戦は苦手のスウェーデンだが、その試合の前までに決勝トーナメントを決めることができそうだ。ジーコ監督と同じく、1次リーグ最終戦で母国と戦う組み合わせとなったエリクソン監督だが、余裕を持って臨めるだろう。

 パラグアイはFWサンタクルスの動きが悪かった。FWバルデスとMFパレデスでかき回したが、テリーとファーディナンドがいるイングランドの守備を破るには枚数が足りなかった。(日刊スポーツ評論家)

井原正巳(いはら・まさみ)
 1967年(昭42)9月18日、滋賀県水口町生まれ。貴生川スポーツ少年団−水口中−守山高を経て筑波大入学。3年生だった88年に日本代表入りする。90年に日産自動車入社。以来、99年まで「ミスター・マリノス」と呼ばれ、横浜の一員として活躍。00年磐田を経て、浦和に移籍した。日本最多の123試合の国際Aマッチに出場した歴史的リベロ。98年フランスW杯出場。

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