2006年06月18日
「勝ち点3」奪取へ3つのポイント
守備から入り、攻撃に緩急をつけ、暑さを味方にする。日刊スポーツ評論家の井原正巳氏(38)は、日本のクロアチア戦勝利へ3つのポイントをあげた。主将として臨んだ98年フランス大会で同国と対戦した経験をもとに、クロアチア戦を予想した。
初戦で敗れている日本とクロアチアだけに、ともに勝ち点3を奪うサッカーをするはずだ。日本は、最終のブラジル戦をいい形で迎えるために、何としても勝ちたいところ。勝つためのポイントを挙げてみた。
(1)守備から入れ 両チームとも攻撃的になることが予想されるが、日本はまず守備に集中することだ。4バックでマークの受け渡しも多くなる。集中力を切らさずに対応することだ。クロアチアは必ず序盤で攻めに出てくる。先制されると相手は守りを固めるだろうから、勝つことは難しくなる。まずは失点しないことを考えるべきだ。
(2)緩急をつけて 中盤に小笠原が入り、攻撃の起点が増える。中村とコンビで、ボールを動かしながら攻めることが大切だ。速攻も大事だが、攻めを急ぎすぎてミスをしては仕方がない。落ち着いてタメをつくる(時間を使って後方からの攻め上がりを待つ)ことも必要。オーバーラップした三都主、加地に出すのか、FW陣に直接パスするのか、速攻か、遅攻か、使い分けの判断が大事だ。
(3)暑さを味方に 日本はオーストラリア戦から中5日、対するクロアチアは中4日。体力的に1日の差は大きい。既に午後3時(日本時間午後10時)の試合を経験している日本に対して、クロアチアは初体験と、こちらも有利だ。試合の終盤になれば、相手の動きが止まる可能性もある。そこを突けば、日本にもチャンスが生まれる。
どちらも攻撃的に行きながらも慎重な試合運びをするはずで、ロースコアのきん差勝負になるだろう。2ゴールを奪ったら勝てる。逆に2点を奪われたら勝つのは難しい。いずれにしても、厳しい試合になるのは間違いない。
- 井原正巳(いはら・まさみ)
- 1967年(昭42)9月18日、滋賀県水口町生まれ。貴生川スポーツ少年団−水口中−守山高を経て筑波大入学。3年生だった88年に日本代表入りする。90年に日産自動車入社。以来、99年まで「ミスター・マリノス」と呼ばれ、横浜の一員として活躍。00年磐田を経て、浦和に移籍した。日本最多の123試合の国際Aマッチに出場した歴史的リベロ。98年フランスW杯出場。


