2006年06月22日
同じ「4-4-2」1対1で勝て
日本のメンバーも、相手のメンバーも読めない中での試合になる。ただ1つはっきりしているのは、ブラジルが中盤をボックス型にした4-4-2システムでくることだろう。2点差以上での勝利が必要な日本としては、これを破るためにどうすればいいかを考えなければならない。
センターバック(CB)2人の相手のシステムに対して、1トップの布陣では守りやすくさせてしまう。CB2人で1人を見ればいいのなら、数的にも有利だし、マークのズレも起こらない。日本は2トップにして、どんどんポジションチェンジしながら裏をついていって、2人のCBの間にマークのズレを生じさせなければならない。
トップ下に関しても同じだ。相手はダブルボランチなのだから、トップ下が1人だけなら守りやすい。中村と小笠原を組ませて、流動的に動いてマークの混乱を誘いたい。ダイヤモンド型中盤の4-4-2や、3-5-2ではトップ下が1人になってしまう。
こうしたことから、私は中盤をボックス型にした4-4-2がいいと思う。つまり、相手と同じシステムだ。同じシステム同士の戦いでは、1対1に勝ち、走り負けないことが必要になる。ブラジルはオーストラリアに2~3点取られてもおかしくなかった。守備はそれほど強くはない。自信を持ってもらいたい。(日刊スポーツ評論家)
- 井原正巳(いはら・まさみ)
- 1967年(昭42)9月18日、滋賀県水口町生まれ。貴生川スポーツ少年団−水口中−守山高を経て筑波大入学。3年生だった88年に日本代表入りする。90年に日産自動車入社。以来、99年まで「ミスター・マリノス」と呼ばれ、横浜の一員として活躍。00年磐田を経て、浦和に移籍した。日本最多の123試合の国際Aマッチに出場した歴史的リベロ。98年フランスW杯出場。


