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井原正巳コラム

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2006年06月24日

個々の能力の差…4年後に向けレベルアップを

<1次リーグ:ブラジル4-1日本>◇22日◇F組◇ドルトムント

 王者相手に果敢に勝負を挑んだことは、財産となるだろう。先制点を奪った段階で守って攻めなければ、もうちょっと抑えられただろうし、勝つことができたかもしれない。だが、1次リーグ突破のために必要な2点差以上という結果を目指して、リスクを負ってまで攻めての大敗だから、必ず次につながる。そういう状況だから、ブラジル戦だけを問題にすることはできない。すべては、1、2戦の結果が生んだものだ。

 だが、やはり差を分けたのは個人の能力だろう。アジアレベルでもいい選手は増えているし、世界はもっとすごいスピードで進歩している。そんな中で、日本人選手はもっと個のレベルを上げなければならない。新しい監督がどういう方針でチームづくりをするかは分からないが、個人のレベルは高ければ高いほどいいのは間違いない。

 世代交代も必要になる。その第1歩は、年内のアジアユース(19歳以下)になる。何としてもワールドユースに出て世界を実感してほしい。現時点では彼らは若すぎると感じるかもしれないが、4年後には23歳。代表の中核になっていてもおかしくない。個人の能力アップと新しい選手の加入で、チームレベルを上げなければならない。(日刊スポーツ評論家)

井原正巳(いはら・まさみ)
 1967年(昭42)9月18日、滋賀県水口町生まれ。貴生川スポーツ少年団−水口中−守山高を経て筑波大入学。3年生だった88年に日本代表入りする。90年に日産自動車入社。以来、99年まで「ミスター・マリノス」と呼ばれ、横浜の一員として活躍。00年磐田を経て、浦和に移籍した。日本最多の123試合の国際Aマッチに出場した歴史的リベロ。98年フランスW杯出場。

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