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井原正巳コラム

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2006年06月25日

フランス2トップ攻撃に幅

<1次リーグ:フランス2-0トーゴ>◇23日◇G組◇ケルン

 フランスは、これまでの1トップから、2トップに変え、攻撃の幅が広がった。アンリとトレゼゲのどちらかがサイドに流れても、もう1人が中央にいる。前線でのターゲット役はどちらもできる。中盤の両サイドから、中央から、さらに両サイドバックの攻撃も機能した。チームとして、リズムが良かった。

 ジダンのようにしゃれたことができる選手はいない。局面を一気に打開することはできないが、ほかの選手たちで違った攻撃ができた。好機を生かしていたら、もっと楽な展開になっていただろう。ビエラはさすが。後半、攻撃に変化をつけるために前へ2回入っていったことが得点につながり、勝敗を分けた。

 だからといって、ジダンがいなければいいという問題ではない。運動量が少なく、守備も期待できないが、ジダンがいればしっかりボールをキープして、遅攻からゴールに直結するパスが出てくる。

 決勝トーナメント1回戦のスペイン戦は、面白そうだ。チームとしての機能は、スペインが1歩リードしていると見る。(日刊スポーツ評論家)

井原正巳(いはら・まさみ)
 1967年(昭42)9月18日、滋賀県水口町生まれ。貴生川スポーツ少年団−水口中−守山高を経て筑波大入学。3年生だった88年に日本代表入りする。90年に日産自動車入社。以来、99年まで「ミスター・マリノス」と呼ばれ、横浜の一員として活躍。00年磐田を経て、浦和に移籍した。日本最多の123試合の国際Aマッチに出場した歴史的リベロ。98年フランスW杯出場。

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