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井原正巳コラム

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2006年07月 2日

華麗でなくとも「独伊戦」きっと熱狂

 イタリアとドイツの準決勝は、両チームのスタイルから考えても、華麗でスペクタクルなものにはならないだろう。だが、W杯とはそういうものだ。厳しい戦いこそが熱狂を誘う。見ていて楽しいサッカーが必ずしも勝てるというものではないし、必ずしも感動を生むというものでもない。

 この日のイタリアは、まさにそういう戦い方をした。集中力で失点を防ぎ、効率のいい攻撃で点を重ねていく、いかにもイタリアらしい。いろいろな国がいろいろなスタイルで戦うのがW杯だが、はっきりとしたスタイルを持ったチームが勝ち上がってきている。

 プレーという点では、ザンブロッタとペロッタが印象に残った。ザンブロッタはボールを持ってどんどん仕掛け、ペロッタはMFだがオフザボールでよく走った。ボールのあるところとないところで、それぞれ際立った。

 ザンブロッタは右サイドバック(SB)で先制ゴール、左SBで3点目をアシストした。選手交代ごとにポジションを変えたが、それぞれで結果を出した。ペロッタは精力的な走りで前線によく顔を出し、トニとトッティをよくフォローしていた。(日刊スポーツ評論家)

井原正巳(いはら・まさみ)
 1967年(昭42)9月18日、滋賀県水口町生まれ。貴生川スポーツ少年団−水口中−守山高を経て筑波大入学。3年生だった88年に日本代表入りする。90年に日産自動車入社。以来、99年まで「ミスター・マリノス」と呼ばれ、横浜の一員として活躍。00年磐田を経て、浦和に移籍した。日本最多の123試合の国際Aマッチに出場した歴史的リベロ。98年フランスW杯出場。

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