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永島昭浩コラム

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2006年06月24日

敗退の要因はリーダ不在にある

<1次リーグ:ブラジル4-1日本>◇22日◇F組◇ドルトムント

 日本が1次リーグ敗退を喫した敗因は、リーダー役の不在にある。厳しい言い方かもしれないが、中田英は試合を重ねるごとに体力を消耗し、ブラジル戦はチームをけん引する余裕がなかった。宮本も出場停止を含め、プレーや言葉で引っ張り切れなかった。決して彼らが悪いのではない。真のリーダーが育たなかった日本代表の不幸だったのかもしれない。

 私はドイツ入り後から日本の練習に密着した。オーストラリアやブラジルの練習も視察したが、明らかに日本のテンションは下だった。ピッチに入れば、比例して体調の悪い選手が多かった。ジーコ監督は選手の自由、創造性を優先させチームづくりをしてきた。いざ本番を迎え、コンディションが整っていない選手が多く、じゃあ、戦術面で勝負しようとなった時、世界の強豪に勝つほどのベースがなかったことに、各自が気が付いたかもしれない。チーム全体が危機管理の能力に欠けていた。

 日本には個性の強い選手が多く誕生してほしい。個性と個性がぶつかり、時に衝突するほどのチームでなければ、真の代表に育っていかない。今回のブラジル戦の後半のようなオーラのない日本は、もう見たくはない。(日刊スポーツ評論家、フジテレビ・スーパーニュース・スポーツキャスター)

永島昭浩(ながしま・あきひろ)
 1964年(昭39)4月9日、神戸市生まれ。御影工から松下電器入り。日本リーグ通算107試合43得点、90年(平2)度天皇杯優勝。Jリーグ発足後はG大阪、清水を経て95年、神戸に移籍。日本代表4試合無得点、J通算163試合60得点。

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