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荻島弘一コラム

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2006年06月15日

ブラジル人がつないだ「日本とW杯」

 大会の「顔」とも言えるブラジルが登場した。やっぱり、W杯と言えばブラジル。カナリア色のユニホームが緑のピッチに出てくると、それだけでワクワクする。全18大会に出場し、胸には過去5回の優勝を表す5つの星。ブラジルを見ると、いよいよW杯が始まったという感じがする。

 日本人にとって、ブラジルサッカーは特別な存在でもある。Jリーグを見れば多くのブラジル人がプレーする。日本代表にはブラジル生まれの三都主がいる。東京Vのラモス監督、98年のW杯に出場したFW呂比須、多くのブラジル人が日本国籍を取得し日本のためにプレーした。セルジオ越後氏もブラジル人だ。

 歴史的に見ても、日本リーグ時代にネルソン吉村、セイハン比嘉、ジョージ与那城ら日系ブラジル人が来日して活躍。Jリーグ誕生前後にはオスカーやカレカらW杯でプレーした選手も来日した。彼らからは技術はもちろん、精神面でもプロの厳しさを学んだ。サッカーの素晴らしさを教えてくれたのも彼らだ。当時は日本とW杯をつなぐパイプは、ブラジル人だった。

 たぶん、日本人に「日本の次に応援する国は」と聞けば、ブラジルという声が最も多いはずだ。攻撃サッカーが魅力的で、スター選手が多いこともある。でも、そこには「W杯=ブラジル」という理由もあるだろう。

 そんなブラジルと、日本は対戦する。過去にも、五輪やコンフェデ杯で対戦したが、W杯となれば特別だろう。ブラジルは初戦を1-0で勝った。クロアチアの守備に苦しみ、ゴールはカカの1点だけ。ロナウドは重めだし、ロナウジーニョの魔術も封じられた。しかし、それでもブラジルはブラジル。W杯の主役は、いつでもブラジルだ。

 日本を率いるのは、そのブラジルの英雄でもあるジーコ監督。まず、日本代表にクロアチア戦で勝って欲しい。そうなれば、ブラジル戦は最高の舞台での最高の試合になるだろう。

荻島弘一(おぎしま・ひろかず)
 84年入社。スポーツ部でサッカー、五輪などを担当した後、96年からスポーツ部デスク。98〜00年は日刊スポーツ出版社編集長。東京都出身。44歳。

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