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沢登正朗コラム

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2006年06月12日

ロッベンの独り舞台!DF1人じゃ止められない

<1次リーグ:オランダ1-0セルビア・モンテネグロ>◇11日◇C組◇ライプチヒ

 オランダFWロッベンの独り舞台だった。速さや技術に加え、左サイドライン際一辺倒ではなく、中央へ切れ込んだり、右へ回ったりと、効果的なポジションチェンジをする。相手にとってはつかみづらい。DF1人では止められない。

 セルビア・モンテネグロはDFを交代させて対応しようとしたが、効果はなかった。守り方を変えるべきだった。2人で対応し、1人がコースを切り、もう1人が止めにいくしかない。それも運動量の少ないセルビアでは難しかったろう。

 ロッベンが目立ったことで、その陰に隠れたオランダの課題がある。FWファンニステルローイがゴール前で仕事ができなかった。ロッベンは必ずシュートで終わろうとするFWらしい選手だが、何度かは横パスなど周囲を使う選択があれば、ファンニステルローイも生きたはずだ。

 もう1点は暑さによる疲れか、ミスが多かった。幸い失点にはつながらなかったが、相手がアルゼンチンなら致命傷になる。この日の最終ラインはセルビアの高さだけを警戒していればよかったが、次の相手コートジボワールには速さや俊敏性がある。苦しむかもしれない。

沢登正朗(さわのぼり・まさあき)
 1970年(昭45)1月12日、静岡県富士宮市生まれ。上野小1年でサッカーを始める。東海大一(現・東海大翔洋)に進み全国高校選手権では86年優勝、87年準優勝。東海大では1年からレギュラー。87年にユース代表入りし、88年のアジア選手権と92年バルセロナ五輪予選で主将を務める。92年に清水入団。Jリーグ開幕の93年新人王、99年ベストイレブン。日本代表入りは93年で、94年の米国W杯予選と広島アジア大会、00年アジア杯に出場した。国際Aマッチ16試合出場3得点。

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