2006年06月14日
日本の目指したことやったチェコ
<1次リーグ:チェコ3-0米国>◇12日◇E組◇ゲルゼンキルヘン
チェコは日本が「やりたくてできなかったこと」をやっていた感じだ。(1)速い攻守の切り替え=球を奪ったらダイレクトプレーで攻める(2)守備ラインの上げ下げ=相手に球を持たせてもバイタルエリアの前で止める(3)運動量など…。
得点も、1点目は速攻からサイドを使い、2点目はこぼれ球をつないでミドルシュート、ダメ押し点は中央からスルーパスと多彩。リズムの悪い時間帯の直後に追加点を奪う試合運びも日本と対照的だった。
MFロシツキーのミドル弾など、今大会は遠い距離からのゴールが目立つ。使用球のはじきがよく、シュートがGKの手元で伸びている。イングランドMFベッカムがFKから得点につなげたのが象徴的だ。DF直前で球が伸び、かするだけでオウンゴールになった。ロシツキーの打球は球が無回転で、野球のナックルのように「揺れる」。GKは届いても、パンチングが精いっぱいだ。
その意味でも、ミドルシュート、ロングシュートは有効だ。日本はペナルティーエリアに入らないとシュートしないが、世界レベルはシュートレンジが広い。
- 沢登正朗(さわのぼり・まさあき)
- 1970年(昭45)1月12日、静岡県富士宮市生まれ。上野小1年でサッカーを始める。東海大一(現・東海大翔洋)に進み全国高校選手権では86年優勝、87年準優勝。東海大では1年からレギュラー。87年にユース代表入りし、88年のアジア選手権と92年バルセロナ五輪予選で主将を務める。92年に清水入団。Jリーグ開幕の93年新人王、99年ベストイレブン。日本代表入りは93年で、94年の米国W杯予選と広島アジア大会、00年アジア杯に出場した。国際Aマッチ16試合出場3得点。


