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沢登正朗コラム

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2006年06月26日

バラックのミドル武器

 ドイツのシュートレンジの広さが際立つ。スウェーデン戦では得点につながらなかったが、30メートル前後の距離から正確なシュートを放つ。MFバラックが打った9本のシュートのほとんどがミドル弾だ。球を抑えてミートさせる技術が格段に高い。アルゼンチン戦でも大きな武器だ。

 アルゼンチンはダブルボランチの間に穴があくことがある。カンビアッソが前に上がりたがり、それを受けてマスケラーノが下がり過ぎる場面だ。司令塔リケルメは守備をしない。そのスキを突いて、ドイツMF陣がミドルシュート、またはシュートと見せ掛けて、前線に効果的なパスを送るという形が見える。

 今のドイツには、どこからでもゴールを狙ってくる迫力がある。サイド攻撃も好調。FW陣はクローゼがポスト役で、ポドルスキがスペースに飛び出すという連動性が抜群だ。最後には高さを生かしたパワープレーも残っている。うまさはアルゼンチンの方が上だろうが、状態はドイツの方がいいとみる。(日刊スポーツ評論家)

沢登正朗(さわのぼり・まさあき)
 1970年(昭45)1月12日、静岡県富士宮市生まれ。上野小1年でサッカーを始める。東海大一(現・東海大翔洋)に進み全国高校選手権では86年優勝、87年準優勝。東海大では1年からレギュラー。87年にユース代表入りし、88年のアジア選手権と92年バルセロナ五輪予選で主将を務める。92年に清水入団。Jリーグ開幕の93年新人王、99年ベストイレブン。日本代表入りは93年で、94年の米国W杯予選と広島アジア大会、00年アジア杯に出場した。国際Aマッチ16試合出場3得点。

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