2006年06月29日
フランスの堅守4人が魔法の4人止める
<決勝トーナメント1回戦:フランス3-1スペイン>◇27日◇ハノーバー
フランスの守備、特にセンターバックとボランチの4人が堅い。いずれもチェルシー、ユベントスという堅守を誇るクラブでプレーしており、MFビエラが攻撃参加し、好機をつくる余力もあった。スペインはMFシャビが抑えられ、FWフェルナンド・トーレスもゴール前で球を受けられなかった。ボール支配率が高くても、中央からは崩せなかった。
4人の能力だけでなく、前線からFWアンリやMFリベリーがよく追い回したのが効果的で、守備陣がさらに安定した。最後のMFジダンのゴールも、高い位置でボールを奪ってからのもの。ブラジルの攻撃を抑えられるのは、フランスだけかもしれない。
ジダンの追加点は大きな意味があった。全盛期の切れ、速さはないが、経験がそれを補った。スペインDFプジョルを抜いた場面。単純な1対1ではなく、サポートに走る選手がいたため、パスを警戒するプジョルが安易に飛び込めないと見込んで一気に切り返した。ロスタイムだからボールをキープすればいい状況で、ゴールへのこだわりと、90分間走りきれることを印象付けた。(日刊スポーツ評論家)
- 沢登正朗(さわのぼり・まさあき)
- 1970年(昭45)1月12日、静岡県富士宮市生まれ。上野小1年でサッカーを始める。東海大一(現・東海大翔洋)に進み全国高校選手権では86年優勝、87年準優勝。東海大では1年からレギュラー。87年にユース代表入りし、88年のアジア選手権と92年バルセロナ五輪予選で主将を務める。92年に清水入団。Jリーグ開幕の93年新人王、99年ベストイレブン。日本代表入りは93年で、94年の米国W杯予選と広島アジア大会、00年アジア杯に出場した。国際Aマッチ16試合出場3得点。


