2006年04月24日
攻めない相手に1点止まりじゃ×
<親善試合:日本1-0エクアドル>◇30日◇九石ド
攻める意思のないエクアドル相手に1点止まりじゃ、攻撃陣には厳しい査定をつけないと仕方ないだろうな。久保は明らかにキレがなかった。玉田はサイドで頑張っても、得点できないんじゃダメだ。逆に、途中出場した佐藤が短い時間でゴールを決めたのはメンバー入りにアピールできただろうが、先発させて欲しかった。それこそが、テストだった。ただし、ジーコ監督の頭の中には23人が固定されているんだろうから、難しいかもしれないな。
攻めてこない相手を0点で抑えたからといって、守りが万全だったとはいえない。W杯では今回のエクアドルのように攻めてこないチームはあり得ない。W杯に出るといってもベストメンバーではなく、長旅でコンディションも悪かった。遠い日本まできて、ケガをせずに負けなければいいという試合運びだった。ギャラをもらって帰るだけのチームに興奮する内容はなかった。メンバーが決まる前の大事なテストだったはずだが、つまらない練習試合を見てしまったという印象だ。
勝つことは素晴らしいが、W杯に希望が出てくるような勝ち方ではなかったのも事実だ。(日刊スポーツ評論家)
- セルジオ越後(えちご)
- 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。


