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セルジオ越後コラム

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2006年06月11日

改善されないドイツの守備不安

<1次リーグ:ドイツ4-2コスタリカ>◇9日◇A組◇ミュンヘン

 開幕戦は得てして大味な内容になってしまうな。お祭り騒ぎのセレモニーから、真剣勝負するモードになかなか切り替わらなかった感じを受ける。ドイツは攻めて勝つという意識が大いに感じられたが、守備に関しては日本戦と同じで高さはあるが、細かくつながれたりするとか、速いパスで裏側を狙われるともろいという状態が改善されていなかった。あっけないほど簡単に奪われた2失点はいただけない。1次リーグ突破には問題ないだろうが、決勝トーナメントに入ったら、守りの修正なしで、勝ち進むことは難しいな。

 ドイツは引いて守るコスタリカに対して、強引にこじ開けることはできたが、バラックを欠いて動きも、リズムも良くなかった。実力差があったから順当な結果は出たが、選手は終盤までは追い付かれるかもしれないという不安を感じていたと思う。ドイツの実力が上だったが、得点経過はそうはならなかった点が、先行き不安材料といえる。

 数日前まで寒かったドイツだったが、急激に気温が上がってきた。午後6時からの開幕戦も暑かったので、午後3時から行われる日本の初戦も暑さを考えて戦う必要がある。(日刊スポーツ評論家)

セルジオ越後(えちご)
 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。

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