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ジーコW杯構想は久保中心!1月合宿呼ぶ

ドイツでの全日程を終え、クリスマスイルミネーションの中、ブラジルへと帰国する日本代表ジーコ監督(撮影・宇治久裕)
 ドイツでの全日程を終え、クリスマスイルミネーションの中、ブラジルへと帰国する日本代表ジーコ監督(撮影・宇治久裕)

 【フランクフルト(ドイツ)10日(日本時間11日)=岡本学】日本代表のジーコ監督(52)がW杯ドイツ大会(06年6月9日〜7月9日)のエース候補として、横浜FW久保竜彦(29)に期待していることが分かった。ライプチヒでのW杯抽選会を終えた同監督はこの日、故障続きで代表から外れている元エースを、来年1月の国内組23人による代表サバイバル合宿に招集することを示唆した。1次リーグ突破、さらに「世界を驚かす」戦いへ、ジーコ構想の中心に久保がいる。

 母国ブラジル、クロアチア、オーストラリアとの対戦決定から一夜が明け、ジーコ構想の中心に久保がいた。前夜はほとんど寝る時間がなかったが、ジーコ監督は短い言葉ながら久保への大きな期待をうかがわせた。来年1月29日の宮崎合宿でスタートを予定している日本代表メンバーについて問われ「サプライズ(驚くようなメンバーが選ばれること)はない。久保についてはコンディションが良ければ呼ぶ」と明言した。

 この時点で10日に行われた天皇杯5回戦、川崎F戦での久保の2得点は知らなかった。腰、右ひざなどを中心に故障続きで、昨年9月8日のW杯アジア1次予選インド戦(コルカタ)を最後に代表を遠ざかっている久保に対する期待に変わりはなかった。

 11月4日に再来日したときには「(久保の復帰は)順番待ち」と、慎重な姿勢を見せていた。さらに同20日の広島戦で全3得点に絡む活躍を見せた後にも「このペースでいけば、代表へ戻る確率が高くなる」とトーンは上げたものの、慎重な態度は崩さなかった。しかし来年は、いよいよW杯イヤーになる。もう待ってはいられない。

 決定力不足が、W杯へ向けたジーコジャパンのアキレスけん。年内最終戦となった11月16日のアンゴラ戦に代表されるように、決定的なチャンスをつくりながらもゴール前でのフィニッシュの精度に、日本代表は大きな問題を抱えている。その救世主としてジーコ監督の頭の中に久保がいることは間違いない。

 ジーコジャパンになってから12試合で起用され8得点。その中には昨年4月28日、欧州選手権へのテストマッチとして臨んできたFIFAランク9位(当時)チェコを破る殊勲弾など、W杯1次リーグで同組になったクロアチアと同じ欧州勢からの4発も含まれている。本来の力を発揮できれば、日本代表の力になるという実績もある。

 来年1月の国内合宿のメンバーについてジーコ監督は「23人を呼ぶ」とコメント。1月末〜2月中旬にかけての国内、海外合宿にはリーグ戦のある欧州組は招集されないことになっており、早ければ年内に合宿メンバー、国内組の23人が発表される。23という数字はW杯での選手登録(ベンチ入り)と同数。現時点で欧州組8人前後が加わることが想定され、久保もサバイバル戦を勝ち抜かなければW杯出場はないが、指揮官からの期待は大きい。「世界を驚かす」W杯に向け、久保の完全復活を願いながらジーコ監督はブラジルへ帰国し、来年1月末までの長期休暇に入った。

[2005年12月12日 10時40分]


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