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MF小笠原必殺飛び道具!ナックル弾!

 日本代表は30日、エクアドル代表と親善試合(九石ド)に臨む。MF小笠原満男(26=鹿島)もGKを幻惑するナックルFKでゴールチャンスを演出する。

 周囲を驚がくさせた。ミニゲーム開始直前。他の選手が休憩を挟む中、小笠原がゴールまで約35メートルの地点から、蹴り始めた。右足から放たれたナックル回転のシュート。1本目はバーの上を越したが、2本目は不規則な変化を伴いネットに吸い込まれた。横で見守ったGK土肥が思わず声を上げた。「明日蹴れよ! すごいじゃん」。

 練習後は無言を貫いた小笠原だったが、目撃者となった土肥が、その弾道を解説した。「無回転で落ちてGKから逃げて行った。打てば何かが起きる」。無数のシュートを受け続けてきた代表GKの目にすら、衝撃の一発として映った。

 2月18日のフィンランド戦では日本歴代最長の57メートル弾を決めた。だが同じロングシュートでも、今回の一撃はまったくの別物。57メートル弾は前めに位置したGKの裏を突き、高々と蹴り上げて狙ったが、ナックル弾はGKが適切なポジションを取っていてもキャッチでの処理は難しい。パンチングで防いでも2次攻撃を狙える。

 W杯1次リーグでも長身DFがそろう豪州、クロアチアに有効だ。サイド攻撃の「横」の揺さぶりははね返されやすいが、ナックルシュートによる「縦」の揺さぶりは、コースさえ空けば一気にチャンスとなる。

 2月28日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦では欧州組も加わる中、先発の座を死守した。合宿初日には「エクアドルはW杯に出るチーム。しっかり結果を出したい」とW杯目線で意気込みを見せた。磨きをかけたナックル弾で不動の地位を築き上げる。【広重竜太郎】

[2006年3月30日 23時36分]


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