鹿島MF小笠原、高速低空FK/J1
<J1:鹿島4-1福岡>◇第10節◇29日◇カシマ
鹿島の日本代表MF小笠原満男(27)が、「W杯仕様のFK」で快勝に導いた。1点を追う前半26分、ゴールまで約35メートルの地点で福岡のクリアミスを誘うキックを放ち、同点弾を演出。後半3分にも左サイドで、約40メートルの距離からファーサイドのFW田代に合わせてダメ押しの3点目をアシストした。
いずれも高速で低く飛び、相手GKとDFの間で急激に落下する技ありのFK。小笠原は「低くて強いボールはGKが反応しづらい。(試合が)苦しいときの武器になる」と手応えを語った。W杯代表入りが確実視されているが、目標はレギュラー定着。長身ぞろいのオーストラリアや欧州勢との対戦を想定し、Jの舞台で試行錯誤を繰り返してきたことが結果に表れた。
連戦の疲労を考慮されて後半23分に今季公式戦で初めて途中交代したが、「セットプレーからの得点だけでは寂しい」と物足りない様子の小笠原。実戦でさらに技と戦術眼に磨きをかけ、ドイツの地を目指す。
[2006年4月30日8時48分 紙面から]
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