ジダン頭突きめぐり各国で憶測報道
ジダン選手は何を言われたのか-。9日のW杯決勝でフランスのジダンの退場処分につながった頭突きの原因をめぐり、フランス国内外のメディアでは10日、さまざまな憶測が広がっている。
イタリアのマテラッツィが暴言を吐き、ジダンは怒りを抑えられなかったとの見方が支配的だ。その暴言の中身について、フランスのニュース専門テレビLCIの記者は「人種差別的な内容、あるいは家族に関する内容だったのではないか」との推測を紹介。ジダンはアルジェリア系移民の家庭に生まれた事実が念頭にある。
AP通信は、イスラム教国アルジェリアにいるジダン選手のいとこの話として「テロリスト」呼ばわりされたのではないかというフランス語の記事を配信した。英紙ガーディアンも同様に「マテラッツィがテロリストと呼んだ節がある」と情報源を明示せずに伝えた。いずれも信ぴょう性は不明だ。
ジダンは10日昼すぎ、パリに戻り、ほかの代表選手とともにエリゼ宮(フランス大統領府)の昼食会に出席した。地元テレビはシラク大統領と笑顔で握手を交わすジダンの表情を映し出したが、今のところ本人の口から真相は明らかにされていない。
[2006年7月11日2時45分]
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