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エリクソン監督「ルーニー代表に残す」

 イングランド代表のスベン・エリクソン監督(57)が4月30日、負傷したFWウェイン・ルーニー(20)をW杯代表メンバーに残すことを明かした。ルーニーは4月29日のプレミアリーグで右足第4中足骨を骨折。全治6週間と診断されW杯出場を絶望視する声も出てきたが、エリクソン監督はあくまでもエースの復帰を熱望。仮に決勝戦しか出られない状況でも、チームに加えることを明言した。

 エリクソン監督は、ルーニーのケガから一夜明けた30日、はっきりと口にした。「何が起きても、ルーニーはW杯に連れて行く。なぜなら、彼がウェイン・ルーニーだからだ」。全幅の信頼を置くエースの離脱。それでも指揮官の頭から、ルーニーは消えなかった。「彼は、必要不可欠な選手。1次リーグがダメでも、1試合でも出られる可能性があれば、チームから外すなど考えられない」と話した。

 4年前のベッカムと比べられるが、ベッカムの場合は初戦まで53日の時点で第2中足骨を骨折。ルーニーは42日で第4中足骨だ。初戦までの期間が10日以上短い上に、部位が外側になるほど治りは遅い。時間がない。常識的には絶望的だ。

 負傷から2日たった1日付の地元紙には「ルーニー頑張れ」というチームメートやファンの声が掲載されるとともに、神頼みも始まった。デイリー・ミラーは「みんなでお祈りしよう」と、全国民参加の祈とうまで呼び掛けた。それでも、エリクソン監督はあきらめず「彼が戻ってくることを、信じている」と話している。

 代表でチームメートのMFジェラードが「ルーニーがいなければ、優勝することは不可能」と話したように、その存在は絶大。66年地元大会以来の優勝を狙うには、どうしても欠かせないのがルーニーだ。イングランド代表は22日からポルトガルで合宿、その後、ドイツに移動して、本番を迎える。「彼は世界最高峰の選手だから」。エリクソン監督の祈りは通じるか-。

[2006年5月2日8時11分 紙面から]


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