このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー

ホーム > 2006年ドイツW杯 > 紙面から > ニュース



オーストラリアに隠し玉、194センチFW

 W杯1次リーグF組で、日本と初戦に対戦するオーストラリアがW杯メンバー23人を発表した。サプライズは、194センチの大型FWジョシュア・ケネディ(23=ドレスデン)の初招集だ。ケネディはW杯開催国ドイツで1部から地域リーグまでを6シーズン、渡り歩いた苦労人で、過去にユース代表で日本代表FW佐藤、DF坪井とも対戦経験がある「秘密兵器」だ。またスウェーデン、エクアドルもメンバーを発表したが、両国ともに代表経験の少ない秘密兵器が投入された。

 W杯3大会連続4強の名将ヒディンク監督が、アッと驚く「隠し玉」を用意していた。現在ドレスデンに所属するケネディは、主戦場がドイツ2部ということもあり世界的には無名の存在。02-03、03-04年の2季はドイツの地域リーグにもいたが、今季は2部で46試合に出場し10得点。エースFWのビドゥカより6センチも高い194センチの身長に加え、今季の好調ぶりが同監督の心を動かしたようだ。

 ただケネディには、身長以上に魅力的なものがあった。ユース時代の豊富な国際経験だ。99年のU-17世界選手権で準優勝し、01年5月の第3回東アジア大会では、DF坪井らを擁する日本大学選抜と2度対戦。1カ月後のワールドユースでもU-20日本代表と対戦し、FW佐藤とも戦った。また同大会ではFWアドリアーノ、MFカカらを擁するブラジルとも対戦と、1次リーグで対戦する2カ国を肌で知っている。

 ケネディの過去をひもとけば、策士ヒディンク監督の隠し玉であることは明白だ。会見で同監督は努めて冷静に話した。「日本は近年、W杯に連続出場し欧州で活躍する選手も多い。厳しい相手だ」「我々は発展途上。失うものはない」と謙虚なコメントに終始。ただ「世界的に見てもいいチーム」とひと言だけほめた。これまで「(代表23人のうち)95%は決まった」と言っていた残り5%の中に、最高の秘密兵器を積み込んだ。万全のメンバーをそろえ、ヒディンク監督の頭に勝利の方程式ができ始めた。

[2006年5月11日8時58分 紙面から]


最新ニュース

記事バックナンバー


ここからサイドエリア

 

このページの先頭へ

ここからフッターエリア