このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー

ホーム > 2006年ドイツW杯 > 紙面から > ニュース



ベッカムFK2アシスト/親善試合

<国際親善試合:イングランド3-1ハンガリー>◇5月30日◇英国・マンチェスター

 イングランド代表MFデビッド・ベッカム(31)が、3度目のW杯へ最高の仕上がりを見せた。出場各国の親善試合が各地で行われ、イングランドはベッカムのFKからの2アシストなどで、ハンガリーに3-1で快勝した。98年は退場処分、02年は直前で左足骨折と、W杯で不運が続いたスーパースターが、ついに心、技、体すべてを高めて本領を発揮する。またFWウォルコットが、同国最年少17歳75日でのA代表デビューを果たした。

 ベッカムが得意のFK2本で存在感を見せつけた。後半2分、右サイドから右足で側面をこするように蹴ると、ボールは空高く上がりゴール前で急降下。DFが身動きできない中、MFジェラードが頭で合わせた。4分後には左サイドから同じ右足のつま先で蹴り上げた。低く速い弾道はカーブを描き、DFテリーの頭をピンポイントでとらえた。「状態の良さを実感した」と充実した顔で話した。

 心 02年日韓大会は精神面でもプレー面でも大黒柱として国民の期待を一身に浴びた。しかし、この4年間でジェラードやMFランパードらが中軸を担う存在に成長した。「ゴールをおぜん立てすればいい」と、一歩引いた立場でチームをまとめる余裕ができた。一方で定位置の右サイドに、スピードあふれる19歳のレノンが台頭。新たな刺激をも受けている。

 技 マンチェスターU時代はサイドをドリブル突破してのクロスが主だった。それが03年Rマドリードに移籍後、アーリークロスの本数が増えた。攻撃的なスペインリーグで勝つため、相手陣内にスペースがある早い段階でクロスを入れ、FWのゴールを演出する戦いを身につけた。その中でロングボールの精度が上がった。この日の1本目のFKもゴール前から約42メートルの位置だった。

 体 肉体の向上に妥協を許さない。昨年から、アミノ酸が体内に染み込む特殊なシールを張ってプレーする。スタミナを40%増加させると言われるシールは、ベッカムの好調と共に代表内にも浸透しつつある。また高タンパク低脂肪のダチョウ肉を食べダイエットに励み、体のキレが増した。

 試合後、エリクソン監督も「セットプレーは世界最高」と絶賛した。31歳の円熟期を迎えたベッカムが、3度目のW杯で最高の輝きを見せる。(春日洋平通信員)

[2006年6月1日10時13分 紙面から]


最新ニュース

記事バックナンバー


ここからサイドエリア

 

このページの先頭へ

ここからフッターエリア