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豪代表キューウェル復活、練習試合で2発

 オーストラリア代表のFWハリー・キューウェル(27)が、復活のゴールを決めた。股(こ)関節を痛めて戦列を離れていたが、2日にオランダのクルーティンゲで行われた地元アマクラブのクルーティンゲ戦で3週間ぶりに実戦復帰した。85分間プレーし、2得点2アシストと軽快な動きを見せた。ヒディンク監督は、W杯初戦となる12日の日本戦でエースを途中起用することを明かした。

 キューウェルの切れのある動きが戻ってきた。前半26分、DFミリガンの右クロスを滑り込むように合わせてゴール。アマチュア相手とはいえ、復帰戦で不安を一掃する動きを見せた。ハーフタイムには「いい感じ。続けてプレーしたい」と前半だけで交代を予定していたヒディンク監督に直訴し、後半もプレー。後半31分には左クロスをヘディングで決め、チームの8点目もマークした。

 「かなりハードにプレーできた。」と、W杯本番に向けて自信を深めた様子で話した。まだ本調子とは言えないが、スピードと技術の高さは相変わらずだ。「W杯初戦の10日前にこれだけプレーでき、満足している」と、日本戦に照準を合わせて言った。

 5月13日のFA杯決勝で股関節を痛めた。検査の結果は全治3週間。25日にメルボルンで行われたギリシャとの壮行試合を欠場し、リバプールでリハビリを続けた。27日にオランダ合宿に合流した時は、自慢のポニーテールをバッサリ。すっきりとした髪形が、初のW杯にかける意気込みを表していた。

 日本戦出場が危ぶまれていたエースの復活に、ヒディンク監督は「チームにとって朗報だ」と話した。この日は85分間プレーしたものの、ケガを抱えてのプレーだけに起用には慎重、W杯本番では攻撃の切り札として途中投入も検討している。同監督は「最初は30分、次は60分でもいい」と徐々に出場時間を延ばしていく方法も示唆していた。

 「ウルグアイとのプレーオフの時のような使い方も考えられる」と話した言葉通りだとすれば、拮抗(きっこう)した場面でキューウェルを投入し、勝負をかける可能性もある。完全復活に近づいたエースが、32年ぶりに臨む世界舞台でのオーストラリアのカギを握っている。

[2006年6月4日8時51分 紙面から]


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