韓国がガーナに無気力惨敗/親善試合
<親善試合:ガーナ3-1韓国>◇4日◇グラスゴー
02年日韓大会ベスト4の韓国がガーナに1-3で惨敗した。先制されながらも1度は同点に追いついたが、自慢の走力や粘りが全く発揮できずに敗れ、ディック・アドフォカート監督(58)は失望感をあらわにした。1次リーグ同組のトーゴと同じアフリカ勢に、ほぼベストメンバーで臨みながら歯が立たず、国内メディアも「無気力試合」などと厳しく批判した。
走らない、気力がない、収穫がない。韓国アドフォカート監督の言葉は失望感に満ちていた。「今夜はFW、MF、DFともに1つも良い点がなかった…」。指揮官の険しい表情は、4日のマルタ戦後にチームに苦言を呈した日本代表MF中田英を思わせた。
ライバル日本におつき合いしたかのようなW杯前最終戦だった。前半35分にDF金珍圭の反則で与えたPKをFWジャンに決められ先制されたが、後半4分にMF李乙容のミドル弾で追いついた。だが、抵抗もここまで。ペースを握れずズルズルと引き離された。
自慢の運動量すら発揮できなかった。中盤のプレスが緩く、身体能力の高いエシアンらガーナMF陣にことごとく突破を許した。せっかくDFが攻撃をはね返しても、そのこぼれ球のほとんどを拾われた。仮想トーゴとなったガーナに惨敗した姿を地元メディアは「無気力」「スピードがない」「動きが悪い」と厳しく責め立てた。
ベスト4進出を果たした前回大会直前の親善試合ではフランス、イングランド相手に好勝負を演じ勢いに乗った。対して今回は、1日のノルウェー戦がFW李天秀、MF朴智星、李乙容ら主力が欠場し、不満足な引き分け。ほぼベスト布陣だったこの日も、FW朴主永が風邪気味、故障上がりの選手も複数いたとはいえ敗戦。本大会へ向けて勢いをつけられなかった。
金珍圭が右太ももを痛め、途中交代するハプニングまで起こった。軽症のもようだが一抹の不安は残る。13日の1次リーグ初戦トーゴ戦まで残りわずか。故障上がりながら攻撃面で孤軍奮闘した朴智星は「残りの期間で(連係を)合わせれば大丈夫」と強気を貫いた。「アジアの虎」は本大会で底力を見せられるか。
[2006年6月6日9時33分 紙面から]
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