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メキシコ監督大ひんしゅく泥酔し暴言連発

 酒は災いのもと…だった。メキシコ代表のリカルド・ラポルペ監督(54)が、自らの舌禍で開幕直前の「解任騒動」を巻き起こしてしまった。合宿地のオランダで、酔った勢いで暴言を連発。これを伝え聞いたメキシコ国内の関係者、ファンが激怒した。W杯直前にもかかわらず「あいつを解任しろ」という声がかまびすしい。「お騒がせ男」ラポルペ監督が、世論まで敵に回してしまった。

 赤ワインが悪かった? 激情家として鳴らすラポルペ監督の悪態は止まらなかった。大量の赤ワインを胃袋に流し込んだ直後に、インタビューに答えたのがまずかった。まずFWフォンセカに対してコメントを求められると「アイツはバカなことしか言わねぇ」と、豪快な一発を見舞った。

 直近の親善試合は、決定力不足が響いてフランス、オランダに連敗。その代わりという訳ではあるまい。うっせきしたフラストレーションが強烈な一撃となり、シュートのごとく放たれたのだ。さらに勢いは止まらない。報道陣に対し「あんたらサッカーのことを何も分かちゃいない」と、はき捨てた。メディアも含め、チームが一丸とならなければいけない時期に、大きな波紋を呼ぶ暴言だった。

 これに国内のトップクラブ、グアダラハラのベルガラ会長がかみついた。「あれほどまでに酔っぱらい、しかも、その後にあんなインタビューをするなんて何の責任感もない。サッカー協会がラポルベを解任することを祈っている」と怒りのコメントを出した。

 そもそもアルゼンチン人のラポルペ監督は大の酒好き。昨夏には、スランプに陥ったチームの士気を高めるため、自らバーベキューパーティーを主催。飲めや歌えの大騒ぎで場を盛り上げ、外野の批判を無視した経緯もある。

 ただし、今回ばかりはタイミングが悪かった。もともとマスコミとの折り合いは悪い上に、国内から吹きつける逆風。さらなる「テキー(敵)ラ」をつくってしまった。赤ワインだけについつい赤裸々に…なんて、シャレにもならない。

[2006年6月7日8時58分 紙面から]


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