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ドイツ4発コスタリカから勝ち点3/A組

前半17分、チーム2点目のゴールを決めるクローゼ(右端=AP)
前半17分、チーム2点目のゴールを決めるクローゼ(右端=AP)

<1次リーグ:ドイツ4-2コスタリカ>◇9日◇A組◇ミュンヘン

 ホスト国のドイツが、開幕戦で白星発進した。開始6分に22歳のDFラームが大会第1号。コスタリカの反撃を許したものの、エースFWクローゼが勝ち越しのゴールを決めた。クローゼは後半にも追加点を奪い2得点。コスタリカもFWワンチョペのこの日2点目のゴールで追いすがるが、終盤フリンクスのゴールで4-2と突き放した。主将のMFバラックを故障で欠き、守備では不安をのぞかせたが、勝ち点3を奪った。

 ファーストゴールはドイツDFラームだった。前半6分。相手DFのクリアボールを左サイドで拾うと、寄せてきた相手をフェイントでかわし、45度の角度から右足を豪快に振り抜いた。無回転で飛んだボールはゴールマウスの左上に当たってネットに吸い込まれた。予定通りの先制点。だが、この18メートル弾は激しい打ち合いの始まりにすぎなかった。

 12分にはコスタリカに反撃を食らう。最終ラインの統率が乱れ、オフサイドギリギリでFWワンチョペの飛び出しを許した。FWゴメスからのロングパスを通され、GKレーマンもなすすべなく足元を抜かれた。同点。右足ふくらはぎの負傷でこの日欠場したMFバラック主将が試合前に言った「今のチームは攻めを急ぎすぎる」という言葉が現実のものとなった。

 だが同点になったことで、さらにドイツに火が付いた。17分、右サイドを切り裂いたMFシュナイダーからMFシュバインシュタイガーにマイナスパス。これをシュバインシュタイガーがワンタッチでDFの間を割ってゴール前に流すと、走り込んだFWクローゼが左足で確実に決めた。この日28回目の誕生日を迎えたエースは、自らの誕生日を開幕戦ゴールで祝った。前回大会は頭だけで5得点。だが25得点で今季のブンデスリーガ得点王に輝いたように、この4年間で足技も磨いたところを世界に見せつけた。

 後半1分にはFWポドルスキが中央18メートルからミドルシュート。10分にはセンターバックの位置からDFメルテザッカーが上がり、最後は相手GKと1対1になるシーンまでつくった。

 そして後半16分、ラームの左クロスをクローゼが頭で合わせ、相手GKがはね返したボールに再び飛び込み右足で押し込んだ。地元紙ビルトには「開幕戦に3得点を挙げれば44年ぶりになる。特にクローゼとポドルスキの奮起を期待する」と書かれていたが、見事にその期待に応えた。さらに42分にはMFフリンクスが豪快な28メートル弾をたたき込んで試合を決めた。

 だが、一方で守備に不安も残した。後半28分にはまたもオフサイドを取れず、相手FWワンチョペにこの日2点目を献上。前がかりになる分、カウンターを許すシーンも多かった。

 それでも、とにかく攻めて、攻めて、攻め抜いた。予定通り開幕戦を勝ち、ドイツが16年ぶり、東西ドイツ統一後初の優勝に向けて最初の1歩を踏み出した。

[2006年6月10日8時58分 紙面から]


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