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メキシコ監督たばこくわえて好采配/D組

ベンチ前で指示を出すメキシコ・ラポルペ監督(AP)
ベンチ前で指示を出すメキシコ・ラポルペ監督(AP)

<1次リーグ:メキシコ3-1イラン>◇11日◇D組◇ニュルンベルク

 メキシコのリカルド・ラポルペ監督(54)はくわえたばこで好采配を見せ、3-1でイランに快勝。酒やたばこをこよなく愛するお騒がせ男が、結果で周囲を黙らせた。

 紫煙の向こうに、試合の流れを見据えていた。ラポルペ監督は、前半からハイペースで攻撃する相手を見て、必ず足は止まると読んでいた。後半開始からMFジーニャとMFペレスを投入。中盤の人数を1人増やして、運動量勝負に出た。

 同31分、イランのDFラインの乱れるパスを、ジーニャがさらった。スルーパスがFWブラボの勝ち越し点につながった。ラポルペ監督はたばこをくわえなおして、拳を振り回した。同34分には右DFメンデスとの長いワンツーから、ジーニャが頭で3点目でダメを押した。同監督は「後半はだいぶチームがうまく回った」と自賛した。

 試合中にマルボロライト1箱を吸い切る。合宿のたびに、選手と飲めや歌えのバーベキューパーティー。ド派手なファッション。天才肌の監督は破天荒な言行で批判されてきた。人気者FWブランコをW杯メンバーから外して物議を醸した。ワインをがぶ飲みして会見に現れ、辞任問題に発展しかけた。だが好結果を出し、周囲を黙らせた。

 父の葬儀の緊急帰国から戻ったばかりのGKサンチェスを先発起用。意気に感じた守護神は、前半の相手の攻勢を好セーブで食い止めた。「この調子でプレーできれば、トーナメントをいい感じで勝ち進める」と言うラポルペ監督が、中米の雄を快進撃に導く。

[2006年6月13日9時53分 紙面から]


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