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ヒディンク采配的中!交代2人3発/F組

<1次リーグ:オーストラリア3-1日本>◇12日◇F組◇カイザースラウテルン

 名将フース・ヒディンク監督(59=オランダ)の采配が、オーストラリアに劇的なW杯初勝利を呼び込んだ。0-1で迎えた後半から、続々と投入した攻撃的選手がそろって大活躍。後半39、44分のMFケーヒル(26)の連続ゴールで逆転し、ロスタイムにもFWアロイージ(30)が決めて、ジーコジャパンを撃破した。2大会連続でチームを4強に導いた指揮官がその頭脳で勝利をもたらした。

 百戦錬磨の名将の打つ手がことごとく決まった。鮮やかな「ヒディンクマジック」がオーストラリアにW杯初勝利をもたらした。前半は一方的に攻めながら、どうしてもゴールが奪えない展開。指揮官は後半に入ってから続々と交代のカードを切った。8分にケーヒル、16分にケネディ、30分にアロイージとすべてが攻撃的選手。39分にケーヒルが日本のゴールをこじあけると、それから怒とうのゴールラッシュが生まれた。

 192センチのFWケネディが、ポスト役に徹した。ケーヒルはこぼれ球を確実に決めた。アロイージはダメ押し弾とそれぞれが役割を果たした。「選手たちを信じていた。選手交代がうまくいったし、最後まであきらめない精神が実った。ラッキー? いや確固とした計画がなければ、絶対に運は呼び込めない」と胸を張った。

 前半26分、GKシュワルツァーが日本の2トップに突き飛ばされる形で許した先制点が、負けず嫌いの闘将のプライドに火をつけた。真っ赤になって、第4の審判に猛抗議。「正義は最後に勝つ!」とほえた。ハーフタイムには「絶対にこのままでは終わらんぞ」と全選手にゲキを飛ばした。

 顔は怒りの形相でも、頭の中はクールだった。「前半は日本のDF3人に(1トップの)ビドゥカがマークされてしまった。後半からは、FWを入れて前線を厚くした。キューウェルを中盤に下げ、ボール支配率を上げた」と誇らしげに解説した。2大会連続でチームを4強に導いているW杯勝利請負人。W杯初采配のジーコ監督に差を見せつける勝利だった。

[2006年6月13日9時41分 紙面から]


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