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安V弾!韓国逆転アジア勢初勝利/G組

後半、ゴールを決めたFW安貞桓はガッツポーズで駆け回る(撮影・宇治久裕)
後半、ゴールを決めたFW安貞桓はガッツポーズで駆け回る(撮影・宇治久裕)

<1次リーグ:韓国2-1トーゴ>◇13日◇G組◇フランクフルト

 W杯男の勝負強さは、4年たっても健在だった。韓国はFW安貞桓(30)の決勝弾で、トーゴに2-1と逆転勝利。2大会連続の決勝トーナメント進出へ、好スタートを切った。前半に先制を許したが、後半9分にFW李天秀のFKで同点。同27分に、後半投入された切り札が、豪快なミドル弾で勝負を決めた。前回4強の韓国は、今回アジア勢初勝利で実力を見せた。

 韓国のW杯男は、ドイツでも健在だった。後半27分、安は右サイドからのパスを、FW朴智星と交差するように走って受けた。右方向に流れながら、右足一閃(いっせん)。「外国のW杯で、韓国が勝ったのははじめて。とてもうれしい」。歴史的な勝利をもたらすゴールに、サイドライン上に横になって、喜びを爆発させた。

 前半、後輩たちはトーゴの身体能力と、思いのほか統率の取れた守備に苦戦した。マンチェスターUで名を上げた朴智星は、ボールを持った瞬間、複数のDFに挟み込まれた。少ないチャンスを確実に生かされ、先制も許してしまった。

 だが後半開始と同時に、安がピッチに入ると、流れが一変した。キープ力を生かし、相手DFを引き付け周囲の攻めを引き出す。朴智星は、ドリブルのキレを取り戻した。後半8分には、DFアバロの2回目の警告を誘い、数的優位をつくった。直後のFKは、FW李天秀が右足で直接ゴールに突き刺す。「選手たちは、リードを許していても本当に落ち着いていた」とアドフォカート監督。修羅場をくぐってきた精神的支柱を後ろ盾に、選手たちはのびのびとプレーした。

 02年大会決勝トーナメント1回戦イタリア戦では、延長戦で決勝弾。世紀の番狂わせは、大会のクライマックスになった。1次リーグの米国戦でも、貴重な同点弾を決めていた。今回大会は、FW李東国の負傷もあってのサプライズ復帰。結果的に、チームに勝利がもたらされた。躍進・韓国の象徴が、再び母国を快進撃に導く。

[2006年6月14日9時21分 紙面から]


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