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負けても強いクロアチア/F組

クロアチアのR・コバチ(右)はFWアドリアーノと競り合う(AP)
クロアチアのR・コバチ(右)はFWアドリアーノと競り合う(AP)

<1次リーグ:ブラジル1-0クロアチア>◇13日◇F組◇ベルリン

 敵将のコメントが、クロアチアの強さを際立たせた。ブラジルのパレイラ監督は言った。「クロアチアはしつこいマークで、激しかった。今日は、初戦だから苦労したわけではない」。まだピークを迎えていないとはいえ、奪ったのは1点だけ。相手を尊重せざるを得なかった。

 クロアチアは気持ちで負けていなかった。MFロナウジーニョがボールを持てば2、3人で囲み、余裕を与えない。危険を察知すれば両ウイングバックが下がり、3バックと合わせて5人が最終ラインを固めた。誰もがひるまずに足を出し、技術の差を闘志でカバー。前半は押されたが、後半は同点に追い付いてもおかしくなかった。

 MFニコ・コバチ主将は、FWアドリアーノに引き倒されて右脇腹を痛め、前半41分に交代した。肋骨(ろっこつ)骨折の疑いもあり、離脱になれば痛手になる。しかし、主将不在で戦い抜いた後半の出来を見れば、結束するための起爆剤になっている。

 クラニチャール監督は、胸を張って言った。「ブラジルが70%の出来なのか100%なのかは関係ない。彼らにプレーをさせなかったことは、残り2試合へのモチベーションになる。日本、オーストラリアからは点を取る。」1敗同士、日本-クロアチア戦は、生き残りをかけた一戦になる。

[2006年6月15日9時23分 紙面から]


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