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オランダ人4監督全員が初戦不敗

 韓国代表のディック・アドフォカート監督(58)が14日、選手たちに「休暇」をプレゼントした。前日13日のトーゴ戦は、後半からFW安貞桓(30)を投入する絶妙采配で逆転勝ち。1次リーグ突破に向けて、選手に24時間のリフレッシュタイムを与えた。同監督の勝利で、今大会最多の4人が指揮を執るオランダ人監督は初戦を終えて3勝1分け。オランダの攻撃サッカーが、大会を盛り上げる。

 午前中のトレーニングが終わった後、昼食を済ませた選手たちは、3週間ぶりの「休暇」を楽しんだ。ホテルから離れてはいけないと言うものの、丸1日はチームでの行動はなし。家族や恋人、友人たちと会い、心身の疲れを癒やした。

 アドフォカート監督の配慮だった。選手たちは5月27日の欧州入り以来、W杯初戦のトーゴ戦に向けて集中してきた。その試合は、DFに代えてFW安を起用する積極采配で2-1と逆転勝ち。「安投入は賭けだったが、それが成功した」と自画自賛した同監督は、次のフランス戦(18日)に向けて新たな手を打った。

 今大会、オランダ人監督はさえわたっている。ベーンハッカー監督は、弱小と見られていたトリニダード・トバゴに勝ち点1をもたらし、ファンバステン監督もオランダを初戦勝利に導いた。ヒディンク監督はオーストラリアを率いて日本に逆転勝ち。そして、韓国のアドフォカート監督と、全員が結果を出している。

 共通するのは、徹底した攻撃姿勢だ。リードされた後に思い切って前線に選手を投入。チーム全体に攻撃への意志を伝え、それをゴールという形にした。ファンバステン監督は1-0とリードしても最後まで攻撃に徹したし、トリニダード・トバゴもゴール前を固めるだけでなく攻撃に転じて何度もチャンスをつくった。

 ファンバステン監督を除く3人は、過去3大会(02年大会は予選敗退)のオランダ代表監督。今回、再びW杯の舞台に戻ってきた。「2+2が4ではなく、3にも5にもなるのがサッカー」とベーンハッカー監督が言えば、ヒディンク監督は「FIFAランクは、勝敗には関係ない」と言い切った。74年の西ドイツ大会でクライフ率いるオランダ代表の「トータルフットボール」が世界を驚かせてから32年。再びドイツで、オランダ人が旋風を起こす。

[2006年6月15日9時32分 紙面から]


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