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フランス4戦連続不発、ドロー発進/G組

試合中、フランスDFテュラム(右)と激しく言い争うMFジダン(AP)
試合中、フランスDFテュラム(右)と激しく言い争うMFジダン(AP)

<1次リーグ:フランス0-0スイス>◇13日◇G組◇シュツットガルト

 フランスが0-0でスイスと引き分けた。前回大会に続き、W杯4試合連続で無得点に終わった。ボリビアの5試合に次ぐ歴代2位の不名誉な記録になった。1次リーグで敗退した前回からの流れを止められなかった。ぬぐえなかった「無得点」の記憶とともに、残る相手の韓国、トーゴにも「02年」を思い出させる因縁があり、悪夢が再び首をもたげてきた。

 アンリの打ったシュートは、スイスDFミューラーの左手に当たった。前半37分、ペナルティーエリア内の「ハンド」を、イワノフ主審は認めなかった。「みんながあの『ハンドボール』を見たはずだ。レフェリー以外はね。こうした大会では、運に左右されてしまうもんなんだ。勝ち点1を取ったのではなく、2つの勝ち点を失ったんだ」とアンリは悔しがった。

 確かに、判定に関しては運がなかった。だが、シュートに至るまでの一連のプレーではミスが重なった。リベリーがゴール前でフリーになりながら、シュートを打たずにパスを選択したのが1つ。しかも、そのパスが大きく自陣方向に流れたことが2つ目だ。受け手のアンリはバックステップして力のないシュートを無理に打つしかなかった。手に当たったのはたまたま。自分たちのミスで失ったチャンスだった。

 W杯欧州予選でも対戦して2分けと苦戦したスイス相手に慎重に戦った。シュートは2ケタに達しない9本。GKバルテズは「フランスはいい試合をしたが、ただ何かが…」と言葉を止めた。それがゴールであることは間違いない。

 4年前から続く4試合連続無得点に、レキップ紙は「長続きし過ぎる」という見出しを掲げて国民の気持ちを代弁した。第2戦で戦う韓国は、02年大会前にジダンが負傷し、敗退の最大の原因を作った相手。その次のトーゴ戦は、前回敗れたセネガル同様に元フランス領のアフリカ代表。もともと「02年」を思い起こさせるチームだった。

 スイスだけはそうではなかったが、「無得点」という4年前の記憶がよみがえってしまった。ドイツやイングランド、アルゼンチン、オランダ、ポルトガル、ブラジル、イタリア、チェコ、スペインなどの優勝候補が白星発進する中、フランスだけががつまずいた。

[2006年6月15日9時35分 紙面から]


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