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トーゴがドタバタ敗退/G組

<1次リーグ:スイス2-0トーゴ>◇19日◇G組◇ドルトムント

 お騒がせトーゴのW杯はあっけなく終わった。試合終了と同時に、芝生と同じ緑色のユニホームを着た選手たちが天を仰いだ。ピッチに倒れる者もいた。勝利給のため、前半16分に奪われた1点を取り返しに挑んだが、逆に終了間際にダメを押されて万事休す。ボーナス闘争で世界を騒がせたが、プレーでは驚きを残せなかった。

 試合前、選手たちの顔は気力に満ちていた。W杯76年の歴史で、前代未聞の試合拒否をほのめかしていたとは思えない「やる気」。それもそのはず、前日にFIFAが仲介し、要求額には満たないものの、ようやく妥結に至っていた。長い闘争を終えたMFドッセビは「お金はまだだけど、近く払ってくれるってことをFIFAが保証してくれたんだ」と満面の笑み。“無事”に現れたことを喜ぶ周囲などどこ吹く風で、勝利を目指してプレーした。

 29分のドッセビのシュートがゴール右にわずかにそれるなど、前半はスイス以上にチャンスをつくった。だが、練習不足のツケから後半は運動量が減少。スイス人の奥さんを持つプフィスター監督は「スイスはいいチームだった。自分たちのリズムに乗ることができなかった。攻撃を組み立てようとしたが」と嘆いた。ドタバタの末に終わってしまったW杯。23日の最終戦、ジダンなきフランス相手に何かを残すことができるのだろうか。

[2006年6月20日8時49分 紙面から]


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