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3発3連勝、ドイツ首位通過/A組

先制のゴールを決め前方宙返りを披露するドイツFWクローゼ(AP)
先制のゴールを決め前方宙返りを披露するドイツFWクローゼ(AP)

<1次リーグ:ドイツ3-0エクアドル>◇20日◇A組◇ベルリン

 開催国ドイツが「仲違い2トップ」の活躍で5大会連続の1次リーグ(L)首位突破を決めた。初戦で口論したFWミロスラフ・クローゼ(28)が前半2得点、FWルーカス・ポドルスキ(21)も後半に1得点を挙げた。70年メキシコ大会以来36年ぶりの1次L3連勝で、決勝トーナメント(T)に乗り込む。この日の会場ベルリンは決勝戦の舞台でもある。2トップの競演でドイツ国民の期待はさらに高まった。

 首都ベルリンに初登場したドイツの圧勝劇に国民の期待はさらに高まった。

 先制点はクローゼが奪った。左クロスをMFシュバインシュタイガーが折り返し、右足で合わせた。得意の前方宙返りで客席を沸かすまで、試合開始からわずか4分。ボール支配率で劣る中、前半終了前にはバラックのアシストを受け、追加点を挙げた。後半にはポドルスキがとどめの3点目と、2トップが見事に競演だった。

 ドイツの優勝を左右する2人はポーランド生まれ。ピッチ上でも使うポーランド語での怒鳴り合いが起きたのは初戦のコスタリカ戦後のロッカー室だった。2得点のクローゼが年下のポドルスキを「動きが悪い」としっ責。口論に発展したと、2トップの不仲をドイツ紙が大々的に報じた。2人の関係を執ように取材するメディアに対して、クローゼは「そんな報道はゴミだ」といら立ちながら言った。

 周囲の騒ぎを一蹴するパフォーマンスに留飲を下げたのはクリンスマン監督だろう。試合前には「首位で終えることがわれわれにとって重要。選手は大きな自信を得る」と、必勝体制で臨んだ。故障明けの司令塔MFバラックがトップフォームでない以上、2トップの決定力が今後のカギを握るからだ。警告1枚を受けていたバラックを決勝T1回戦で出場停止になるリスクを冒してまで起用した、指揮官のかけも当たった。

 クリンスマン監督にとっては選手として90年大会優勝した時と同様の1次L首位突破だ。さらに決勝Tの会場はすべて、この3試合を戦ったスタジアムになる。ベルリンは決勝の舞台でもある。予行演習とばかりに2トップが爆発。「観衆が選手に力を与えてくれた。これぞW杯の熱狂だ。うれしいし、決勝Tが楽しみだ」。同監督の手応えも深まる快勝だった。

[2006年6月21日9時24分 紙面から]


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