ドイツ17戦ぶり8大強国撃破だ/決勝T
<決勝トーナメント1回戦:ドイツ2-0スウェーデン>◇24日◇ミュンヘン
さあ来い、アルゼンチン! 開催国ドイツが、2-0でスウェーデンに完勝した。試合終了時に準々決勝の対戦相手は決まっていなかったが監督、選手ともアルゼンチンを想定。難敵撃破に自信をみせた。地の利をバックに、世界8大サッカー強国(イタリア、スペイン、イングランド、フランス、ドイツ、オランダ、ブラジル、アルゼンチン)には16戦未勝利という、負の歴史にもピリオドを打つ。
前半だけで、勝負は決まった。開始4分、FWクローゼがGKと交錯してこぼれたボールを、FWポドルスキが先制点。8分後にはクローゼのパスから、ポドルスキが2点目を奪った。前半35分にスウェーデンDFルチッチが2度目の警告で退場。ドイツが負ける要素は完全になくなった。
「今日のドイツを見るのは楽しかったね。特に最初の30分は。正直言って、いつ以来か思い出せないよ。こんなに素晴らしいプレーをしたのは」とクリンスマン監督。25日付ビルト紙は「いけるぞ4度目の世界王者。ファンの支えもワールドクラスだ」とたたえた。国内のムードも一変し、開幕戦に比べサポーターの声量は倍増。スウェーデンFWラーションがPKを外す直前、コップに注がれたビールの表面は、ブーイングの振動で波打っていた。
さあ、次なる標的はアルゼンチン。試合直後に対戦相手は決まらずとも「アルゼンチンには、もっと速いテンポで立ち向かわなければ」(クリンスマン監督)「彼らは優勝候補。でも今大会初めて挑戦者として戦えるのはメリットかもしれない」(MFフリンクス)と、自然と意識は南米の強豪に向けられた。
1次リーグからコスタリカ、ポーランド、エクアドル、そして決勝トーナメント1回戦のスウェーデンと無傷の4連勝。だが本当の勝負はここからだ。「どこが来ても構わない。僕らの力があれば何者も恐れる必要はない」とバラック。00年を最後に16戦未勝利という「世界8大強国」戦の屈辱を晴らすチャンスでもある。史上7度目の開催国Vへ、勢いが止まる気配は、まったくない。【佐々木一郎】
[2006年6月26日9時46分 紙面から]
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