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第3勢力代表ガーナ歴史覆すか

 王国倒して歴史を変える! ガーナが第3勢力(欧州、南米以外)の代表としてブラジル戦初勝利を狙う。27日の決勝トーナメント1回戦でブラジルと対戦するが、これまで第3勢力はW杯のブラジル戦で14戦全敗。アフリカ勢に限れば4戦全敗で得点すらない状況だ。だが、1次リーグの躍進で各国クラブの注目を浴び始めたガーナが、圧倒的な身体能力を武器にビッグサプライズを狙う。

 王国なんて怖くない-。ガーナが第3勢力を過去の呪縛(じゅばく)から解き放つ。W杯史上、まったく歯が立たなかったブラジルとの対戦だが、MFボアテングは「この一戦は我々ガーナ人だけではなく、アフリカ全土にとって重要になる」と恐れはない。

 これまでの対戦成績は「相性が悪い」なんて言葉では表せない。アフリカ勢だけではなく、第3勢力自体がW杯でのブラジル戦は14戦全敗。20世紀の間はゴールすら奪えなかったほどだ。02年日韓大会で北中米のコスタリカ、今大会で日本がやっとゴールを記録したが、惨敗している。

 北中米、アジア勢がゴールを挙げたことで、ゴールすら奪っていないのはアフリカ、オセアニア勢のみ。ガーナにとっては、この都合の悪いデータを払しょくするためにも、まずは1点を奪いたいところだ。

 ベスト布陣で臨めるわけではない。攻守の軸MFエシアンが警告累積のため出場停止。チームにとって必要不可欠なピースが欠けたことは痛恨に違いないが、ボアテングは「素晴らしいプレーをお見せすることを約束するよ」と鼻息は荒い。

 強気になる理由はある。1次リーグ3戦目は出場停止だったFWジャン、MFムンタリが復帰。エシアンはいないが、高い身体能力をいかした破壊的な突破力は維持できる。開始時間が午後5時というのも追い風だ。酷暑の影響が残る夕方なら、ベテラン揃いのブラジルより、若く暑さに強いガーナが走り勝つ。そんなシナリオも描ける。

 ドゥイコビッチ監督は「我々はいかなる敵も恐れない。我々はアフリカのブラジルなんだ」と不敵に言い切った。アフリカ屈指のタレント軍団が、国の、そして第3勢力のすべての期待を背負い、これまでの歴史を覆す戦いに挑む。

[2006年6月27日10時9分 紙面から]


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