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ジダンの偉大さ知りロナウド幕/準々決勝

<準々決勝:フランス1-0ブラジル>◇1日◇フランクフルト

 酷評をはね返せないままロナウドのW杯も幕を引いた。後半ロスタイムに放ったブラジル唯一の枠内シュートもGKにはじかれた。日本戦で2点、ガーナ戦で1点。W杯新となる通算15得点こそ達成した。だが自身もともに歩んだブラジルの4大会連続の決勝舞台には、たどり着けなかった。「今は、戦犯探しをする時じゃない。すごく悲しいが、やれることはやった」。4年前の得点王は無念さを隠しきれなかった。

 ジダンへの恩返しもできなかった。インテル時代の00年4月、入院していたパリの病院に、ジダンがお忍びで訪れた。特に親しかったわけでないが、同じサッカー選手として心配してくれた。激励に感激し、2人の関係は深まった。当時、5カ月ぶりに復帰した試合でロナウドは、右ひざじん帯を完全断裂。選手生命の危機に直面していた時、気遣いが心に染みた。

 ロナウドは過去のW杯優勝6カ国との対戦で、17戦15得点だが、なぜかフランス戦だけ無得点。遠慮したわけでないだろうが…。傷心の試合後のロッカー室。ジダンが訪れユニホーム交換した。またもジダンの人間として、選手としての偉大さを痛感させられた。

[2006年7月3日8時39分 紙面から]


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