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フランス優勝ムードもドメネク監督は警戒

 足元をすくわれるな-。スペイン、ブラジルと優勝候補を連破したフランスはドメネク監督や選手たちが、必死に周囲の優勝ムードをけん制した。3日の練習後に会見したDFテュラムは「ブラジルに勝ったとき、すべての人が決勝を想像している。不幸にもそれはチームに影響を及ぼす」とチクリ。頭にちらつく決勝の文字が油断となり、最大の敵になりかねないと警鐘を鳴らした。

 準決勝で対戦するポルトガルは、過去15勝1分け5敗と圧倒。欧州選手権でも84年、00年といずれも準決勝で延長勝ちし、そのまま優勝した。そんな楽観データにも、ドメネク監督は興味を示さない。「大会前からポルトガルは何かやるチームだと思っていた。4強入りに驚きはない。過去の数字は関係ない」。あえて警戒を強めてチームを引き締めた。

 GKバルテズもブラジル戦後から「100%ポルトガルに集中しなければいけない」と浮かれムードを消し去ろうとしてきた。W杯予選の不振から、復活したジダンにけん引されて4強入り。だが、好調を取り戻したときこそ油断や慢心が生まれる。「強さを培った謙虚さを忘れてはいけない」。テュラムの言葉が、勝利のカギになりそうだ。

[2006年7月5日10時9分 紙面から]


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