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兄と監督…デルピエロの因縁

 デルピエロとリッピ監督には浅からぬ因縁がある。

 デルピエロの代理人を務める兄ステファノさんは17歳の時、サンプドリアのユースチームに引き抜かれた。将来を有望視されていたが、当時のリッピ監督に評価されずプロの道を閉ざされた。

 弟のデルピエロは93年にユベントス入り。ところが、兄の夢を打ち砕いたリッピ監督が翌94年に就任。パルマへのレンタル移籍を命じられたが拒否し、同監督の下でのプレーを選んだ。

 開幕当初はバッジオの控え。だが、徐々に実力を示し、12月4日のフィオレンティーナ戦では2点差から2得点して逆転に貢献。この勝利でバッジオとの立場を逆転させ、監督の信頼をつかんだ。

 兄の無念を晴らすとともに、現在のデルピエロの基礎を築いた。時は流れ、今はイタリア代表の指揮官と選手。控え扱いだが、長年かけて培った信頼関係が、チームを支える原動力になっている。

[2006年7月6日8時0分 紙面から]


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