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星座占いが支えた!?ドメネク采配/準決勝

<準決勝:フランス1-0ポルトガル>◇5日◇ミュンヘン

 レイモン・ドメネク監督(54)がフランスを決勝に導いた。W杯12戦不敗のフェリペ監督を退けた。前半33分にジダンが決めた1点を守る作戦で、巧みに反撃をかわした。

 「決勝に進出できたことを誇りに思う。私は前々から7月9日に試合をすることが目標だと言ってきたが、そこで勝つことが真の目標だ」。午後9時のキックオフでも気温28度。ミュンヘンの暑い夜にも指揮官は涼しげだった。ダークスーツのネクタイ姿に乱れはない。おしゃれな眼鏡の奥の目は、自信に満ちていた。

 低迷したW杯予選では非難されたが、雑音は聞かず信念を貫いた。心の支えにしたものの1つが星座占いだ。フランスでは、政財界でも占星術は支持されており、ミッテラン元大統領も選挙前には必ず占ったという。ドメネク監督も選手起用やW杯メンバー23人の選出にも参考にしてきた。

 「チームにいるといがみ合う」とさそり座を排除。リヨン監督時代には、7人いたさそり座の選手を次々と移籍させた。代表でもMFピレスを呼ぶことを避けた。今回の23人の中に1人もさそり座がいないのは、決して偶然ではない。

 くしくもポルトガルのフェリペ監督はさそり座。「ブラジル戦より難しい試合だった」と名将の“毒針”に脅かされたが、平然とかわした。前半16分にはポルトガルC・ロナウドの反則にベンチ前からカードをアピール。これに怒ったフェリペ監督から文句をつけられたが、完全無視した。「覚えてないし、相手の監督のことは言いたくない」。結果がすべてだと言わんばかりだった。

 93年からユースの監督を11年務め、ジダン、アンリらを指導。副業として舞台俳優をやったこともある。日陰の存在だった男が、今や世界一をかけた舞台に上がる。「7月9日の夜10時。勝負が決まる」。もちろんフランスの優勝劇を演出するつもりだ。【西尾雅治】

[2006年7月7日9時7分 紙面から]


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