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リッピ監督史上初の3冠達成/決勝

バスの中で、W杯トロフィーを見つめるリッピ監督(撮影 ガブリエル・ピコ)
バスの中で、W杯トロフィーを見つめるリッピ監督(撮影 ガブリエル・ピコ)

<決勝戦:イタリア1-1(PK5-3)フランス>◇9日◇ベルリン

 記念撮影前にカンナバロが持つ優勝トロフィーに顔を近づけ、優しく口づけした。そして手にしていた葉巻をくゆらせた。「これまでクラブとW杯で優勝した監督は何人いるだろう。心から感謝する」。セリエA、欧州CL、そしてW杯優勝と、ただ1人の偉業を成し遂げ、リッピ監督は至福の味をかみ締めていた。

 82年が原点だった。当時34歳、サンプドリアで指導者としての道のりを歩み始めた年に、イタリアが西ドイツを破り、W杯で優勝した。「24年前のあのシーンを、私は忘れない。ローマの空港に降り立った世界王者たちの勇姿を、彼らを迎えた多くのファンの熱狂を、今でも鮮明に記憶している」。

 それ以来の優勝は、自らの手腕で母国にもたらした。今大会は23選手中、控えGK2人を除く21選手を起用。この日の決勝戦では4試合の出場停止が明けたMFデロッシを迷わず投入した。93-94年シーズンにはマラドーナが抜け、財政難に陥っていたナポリをUEFA杯出場に導いた。あの時と同じように、スキャンダルなどで揺れるチームを総動員で戦って束ねた。

 「今はこのファンタスティックな夜を祝って後のことは明日から考えよう」と去就の明言を避けた。今は5歳の孫と故郷の海で釣りに出掛ける約束を果たすことで頭がいっぱいだ。

[2006年7月11日7時50分 紙面から]


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