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代表合宿にサポーター1万3000人熱狂!

1万人以上のファンの中、国内最終合宿を行う日本代表(撮影・蔦林史峰)
1万人以上のファンの中、国内最終合宿を行う日本代表(撮影・蔦林史峰)

 W杯に臨むジーコジャパンが、大フィーバーを巻き起こした。国内最終合宿4日目の20日、キャンプ地の福島・Jヴィレッジに、日本代表の合宿では史上最多タイとなる約1万3000人のファンが殺到。地元警察による厳戒態勢が敷かれた。周辺地域は大渋滞し、ケガや体調不良のファンが出たために救急車も出動するほどの大騒ぎに。選手たちも即興でファンサービスを行うなど、W杯の機運が一気に高まってきた。

 日本代表に寄せられる期待の大きさの表れだった。合宿地にファンが集まりだしたのは、まだ暗闇に包まれた午前3時ごろ。首都圏をはじめ、愛知や岐阜などからの自家用車で周辺地域は大渋滞となり、昼すぎには320台収容の駐車場が満車になった。国道6号からJヴィレッジへの入り口も封鎖された。

 午後練習が佳境に入った夕方には、地元・楢葉町の人口の1・6倍近い約1万3000人が見学。ジーコジャパンでは2月の宮崎合宿で8000人が詰めかけたのが最高で、日本代表の合宿期間中では、02年2月の静岡合宿で有料の紅白戦を実施した時に並ぶ歴代最多タイ記録となった。日本協会関係者は「正確な記録は残っていないが、練習でこれだけの方が来られた記憶はない」と舌を巻いた。

 日中の最高気温は、27・5度。熱中症や雨でぬかるんだ地面に足を滑らせて転倒する人が続出し、救急車も駆けつける騒ぎとなった。富岡警察署や近隣の署にも応援を要請して約130人の警官を配備。県警察本部からも70人の特別機動隊を派遣。高円宮妃久子さまの訪問もあって、物々しい警備態勢がとられた。

 周囲の熱狂ぶりに選手たちも感動した。これまでファンと直接接触する機会が少なかったため、即興でファンサービスを行った。DF中沢は「驚きました。せっかく見に来てくれたわけだから、誰かが率先してやらないと」と、午前練習後にファンに歩み寄ってサイン。観衆の要望に応え、午後も大黒、三都主、巻ら若手が参加した。

 トルシエ前監督の時代と異なり、練習を一般公開するのがジーコジャパンのやり方。日本協会の川淵キャプテンは「感動で涙が出た。多くの人々が応援してくれ、選手にも気持ちが伝わる」と歓迎する。日本代表がファンと一体となって気持ちを高ぶらせ、決戦に臨む。【山下健二郎】

[2006年5月21日7時54分 紙面から]


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