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ブラジル悪臭回避、農家がブタ移動

 W杯優勝候補のブラジルが「悪臭トラブル」を回避して連覇に備える。キャンプを張るスイス・ウェギスの農家が、チームの合宿期間中、家畜のブタを一時的に別の場所に移すことを決めた。ルツェルン湖畔にある静かな街だが、湖から風が吹いた途端に悪臭が漂ってくる。しかも、ちょうど飼育場の風下に、チームが使用するピッチがある。MFロナウジーニョやFWロナウドが、澄んだ空気を吸おうと深呼吸しようものなら、たちまち混乱に陥るところ? だった。

 これまでブラジル協会側から「ブゥブゥ」文句は言われていない。だが、飼い主のシュテックリ氏は機転を利かせ、大会終了まで300頭を別の場所で育てることを決めた。「タブロイド紙に『ブタのにおいでブラジル敗退』なんて書かれたくないからね」。オダーマット町長は「ビクトリア英女王や作家のマーク・トウェーンも滞在したことがあるが、ブラジルが最大のゲスト」と張り切り、同氏に9000スイスフラン(約82万8000円)の補助金を出すと約束した。

 かくして、ブラジルが練習に集中する環境が整った。史上最強とも呼ばれるチームだけに、もし負けても「臭いものにフタ」というわけにはいかなさそうだ。

[2006年5月21日7時43分 紙面から]


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