タフネス巻!18日間連続無休でドイツへ

- 日本代表FW巻はサポーターの応援寄せ書きフラッグを前に気持ちを新たにする
タフネス巻に休みはない。26日に日本代表が決戦の地ドイツへ出発する。前日の25日は完全オフの選手がほとんどだったが、FW巻誠一郎(25=千葉)はいつものように千葉のクラブハウスへ顔を出した。迷った末にランニングは回避したが、マッサージと高圧酸素治療器(通称ベッカムカプセル)でじっくりと体のケアに努めた。これで5月8日から18日間連続無休となり、このままの勢いでドイツに乗り込む。
前日夜に代表合宿から帰宅したばかりの巻がクラブハウスに現れた。Jヴィレッジで8日間の激しいトレーニングを消化。最終日には口も利きたくないほど疲れ切っていた。
ドイツ入り前日。左太もも裏負傷でリハビリ中のDF田中以外、ほかの代表メンバーは完全休養に充てた。その中で、常々「休み過ぎると、かえって疲れる」と言う巻は積極的に動いた。軽いランニングで疲れをほぐすことも考えたが、トレーナーのアドバイスもあり、マッサージとベッカムカプセルで体をケアした。「疲れているし、今日は休もうと思ったんですけどね…」。最後のオフは今月7日。巻の無休は18日連続になった。
プロ入り1年目のオフ。クラブに「欧州にサッカー留学したい」と申し出た。祖母井GMが、知人の多いドイツのケルンを紹介。だが先方の受け入れ準備が整わず見送りに。それ以来、巻のドイツへの思いは強まるばかり。千葉のリラックスルームに流れるブンデスリーガの映像に、時間を忘れて見入ることも多くなった。そのあこがれのドイツの地に降り立つ。
この日、サポーターが10枚のチームフラッグにビッシリと書き込んでくれた応援メッセージを受け取り、26日には、成田空港で一部サポーターから日の丸への寄せ書きも渡される予定。「うれしいですね。たくさんの人に応援してもらっているので頑張らないと」と表情を引き締めた。
自分のため、サポーターのために休まない。6月12日の初戦オーストラリア戦、そして7月9日の決勝まで約2カ月。巻は力の限り突っ走る。【栗田文人】
[2006年5月26日8時25分 紙面から]
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