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FW大黒のフェイエノールト移籍浮上

フットバレーを行い、坪井(中央)のヘディングに笑顔見せる大黒(左)と小野
フットバレーを行い、坪井(中央)のヘディングに笑顔見せる大黒(左)と小野

 オランダの強豪フェイエノールトが日本代表FW大黒将志(26=グルノーブル)を獲得候補に挙げていることが3日、分かった。同クラブ幹部が5月30日のドイツ戦に続き、4日のマルタ戦を視察する。フェイエノールトはプレミアリーグ・チェルシーに移籍したFWサロモン・カルーの後釜として興味を示している。マルタ戦で先発する大黒は、ジーコ監督とフェイエノールトにアピールし、W杯での出番とフランス2部からビッグクラブへの移籍をたぐり寄せる。

 MF小野が4年半プレーしたフェイエノールトが、次の日本人獲得候補にFW大黒を挙げた。日本協会の田嶋幸三技術委員長は「ドイツ戦同様に、かなりの(視察に関する)レターが来てます。中でもフェイエノールトが熱心。どんな選手がいるか見にきていると思う」と明かした。そのターゲットが大黒だった。

 2点を先行して世界を驚かせた5月30日のドイツ戦。メーンスタンドにファンデンヘリック会長らクラブ幹部が陣取り、後半33分から途中出場して決定機を2度つくった大黒を興味深く見守っていた。大黒が先発する4日のマルタ戦も視察する予定。W杯前に各地で親善試合が開催されている中での連続視察は、本気度の証明でもある。

 新たなFW獲得が必至な事情がある。15得点のFWカルーのチェルシー移籍が決定。リーグ2位タイの22得点を量産したエースでオランダ代表FWカイトの去就も流動的で、5季ぶりのUEFA杯奪還を狙う意味でもストライカー補強は不可欠。オフの移籍マーケットを見据え、3月には大黒の代理人を務める糀正勝氏に接触し、G大阪時代のDVDも入手した。移籍1年目で17試合5得点だったグルノーブルでのプレーも継続調査していた。

 フランス2部をステップに将来はビッグクラブへの移籍を目指す大黒は、来季については「分からない」と残留は明言していない。W杯の活躍次第では、フェイエノールトをはじめ正式オファーが殺到する可能性は十分。グルノーブルの田部和良GMは「(移籍は)サッカー界では起こり得ること。そうなった時に考える」と話している。

 W杯前最後の試合となるマルタ戦には玉田との2トップで先発する。この日のフォーメーション練習では、玉田と組み、中村や中田英からのスルーパスに鋭く反応するなど中盤との連係を確認した。昨年8月17日のW杯最終予選イラン戦以来のチャンスに「出たときに点を取れるようにするだけ。どんな相手でも一緒。高校生相手でも同じです」と意欲を見せた。ゴールがW杯でのプレー機会につながり、欧州有力クラブへの移籍につながる。

 今合宿では中村、中田英と居残りでシュート特訓にも取り組んできた。「W杯の準備をするべきなんでね」。マッサージより睡眠療法で疲労回復。宿舎ではビリヤード、ダーツにも興じ「そういう遊びは常にやってます」と、メリハリをつける独自の調整法で心身とも充実している。爆発のにおいを漂わせる大黒のサクセスストーリーが始まろうとしている。

[2006年6月4日9時4分 紙面から]


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