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4バック無失点も宮本出場停止/F組

ペナルティーエリア内でプルショを倒しイエローカードを受ける宮本
ペナルティーエリア内でプルショを倒しイエローカードを受ける宮本

<1次リーグ:日本0-0クロアチア>◇18日◇F組◇ニュルンベルク

 宮本恒靖(29=G大阪)を中心とする守備陣が辛うじてクロアチアを完封した。前半22分に宮本が与えたPKをGK川口がスーパーセーブ。その後も試合を通してピンチの連続だった。だが最後まで集中して、オーストラリア戦の3失点から立ち直った。宮本は累積警告のため22日のブラジル戦には出場できないが、主将としてイレブンを支える気持ちに変わりはない。全員の力で世界最強軍団を抑えてみせる。

 前半22分、宮本が自ら与えたPKを祈るような気持ちで見詰めた。相手のシュートをGK川口がスーパーセーブ。思わず歓喜の声が出た。「能活のセーブに救われた。ついてるな、運があるなと思った」。だが、その後もクロアチアの攻撃に何度も崩されかけた。クロスバーにも救われた。本来なら攻撃に専念させたいMF中村やFW高原にも力を借りざるを得なかった。

 PKを与えた場面もFWプルショに抜かれ、クリアにいったところで足がかかってしまった。それでもゴールラインだけは割らせなかった。「全員で球際を強く頑張れたことはチームにプラスになる」。3失点したオーストラリア戦で失った自信を取り戻した。

 相手ツートップは平均身長186・5センチ。平均179・5センチの日本の4バックは苦戦を強いられた。前半14分にはFWクラスニッチをフリーにし、中沢と左右から挟み込んで何とか難を逃れた。前半途中から左サイドの三都主が狙われ、MFスルナに何度もクロスを上げられた。それでも「サイドを突破されても中央を固められた」と振り返る。終盤に入ると「相手の足も止まっていた。勝てるかな」と感じていた。「味方の攻撃を信じていたが…、仕方がない」と前を向いた。

 前戦に続く警告を受け、22日のブラジル戦は出場停止になる。「チームが勝つために何でもやりたい。全員で力を合わせれば大丈夫。サッカーは何が起こるか分からない」。宮本は仲間を、そして奇跡を信じて最後までチームを支える。

[2006年6月19日9時25分 紙面から]


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