このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー

ホーム > 2006年ドイツW杯 > 紙面から > ニュース



柳沢決定機外した、FWまた不発/F組

<1次リーグ:日本0-0クロアチア>◇18日◇F組◇ニュルンベルク

 日本の攻撃面の課題は、2戦目が終わってもなお残った。FW柳沢と高原の2トップが不発。ジーコ監督の信頼に、応えることができなかった。

 きれいにGKの股(こ)間を抜いた。だがその先に、ゴールはなかった。後半6分。日本は流れるようなパス交換から、最大の決定機を迎えた。右サイドから加地が、相手GKを十分けん制して鋭いグラウンダーのクロス。ゴール前のFW柳沢は、右足アウトでGKの足元を狙った。だが肝心のシュートは、ゴール右に大きく外れた。指揮官も、思わず両手で顔を覆った。

 「うまくいかなかった。インサイドで蹴れば、また違った結果になったかも」と振り返る柳沢だが、そもそも試合を通して存在感が希薄だった。2人合わせてシュート2本では、得点量産は難しい。高原は前半30分にゴール正面で、唯一の左足シュートを放った。だがDFに当たり、力なくGKの手に収まった。

 前線の柱として、ともに期するものはあった。「前回のW杯では、得点を決められなかった。FWは点を入れてなんぼ。自分に最も求められている仕事をしたい」と柳沢は話していた。だが、3月に右足小指付け根を骨折。復帰過程で右ひざ、右太もも裏も負傷し、完全に復調できなかった。「中盤でもミスして前を向けなかった」と悔やんだ。

 高原も初戦のオーストラリア戦後「最後のところできっちり仕事ができないと点は取れない」と雪辱を誓っていた。だが、2得点を挙げた5月30日のドイツ戦で右ひざ裏を負傷。「結果を出すことしかないから」とピッチに立ったが、運動量も不足。貢献度は低かった。

 ともにW杯ドイツ大会に向けて欧州クラブに移籍し、研さんを積んだ。高原は02年に発症した肺動脈血栓塞栓(そくせん)症も克服した。だが、この2試合で、成果は見せられなかった。それでも高原は「可能性が残ったので、ブラジル戦にすべてをぶつける」と前を向く。柳沢は「勝つためには、ファウルだろうが何でもする」と悲壮な覚悟。結果的に、遅きに失してもいい。まずは1点取ってくれ。FW陣の胸のすく一撃を、日本中が待っている。

[2006年6月19日9時29分 紙面から]


最新ニュース

記事バックナンバー


ここからサイドエリア

 

このページの先頭へ

ここからフッターエリア