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神様、仏様、大黒様、日本を救って

昨年6月、コンフェデ杯ブラジル戦 大黒は頭で決勝弾を狙うが失敗(AP)
昨年6月、コンフェデ杯ブラジル戦 大黒は頭で決勝弾を狙うが失敗(AP)

 神様、仏様、大黒様…。絶体絶命の日本を救ってください-。

 1次リーグ突破へ、これまでジーコジャパンを何度も救ってきたFW大黒将志(26=グルノーブル)が奇跡の扉をこじ開ける。

 「次は絶対に点を取れるように、いい準備します。時間は関係なく、僕は点を取らなきゃいけない」。引き分けたクロアチア戦直後から大黒は、打倒王国モードに入っていた。

 初戦はロスタイム、2戦目も残り5分からが出番だった。限られた時間にチャンスもなく、シュートは0本。高原、柳沢の先発2トップがさえない今こそ、日本の切り札が存在感を見せつけるときだ。

 苦い記憶もぬぐ去る。22日ブラジル戦は、昨年のコンフェデ杯からジャスト1年。王国を慌てさせた同点の右足ボレー弾より、ロスタイムの痛恨ミスが今も大黒のシコリとなって残っている。「1点じゃなく、2点取らなアカンかった」。右からのクロスにファーサイドへ突っ込み頭で合わせた。惜しくもGKマルコスに防がれ、こぼれ球のシュートもゴール枠をとらえられなかった。

 W杯での再戦が決まった直後から雪辱を誓ってきた。「ホンマにやりたかった相手。イメージは残っている」。コンフェデ杯で味わった悔しさを晴らすため、成長の場を求めて今年1月に海外移籍。フランス2部で泥のピッチにまみれ、パスがこない状況でもワンチャンスを狙い続けた。1年前、ブラジル守備陣を「普通」と言い切った強気の男なら何かをやってくれる。【西尾雅治】

[2006年6月20日8時33分 紙面から]


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